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2013-11-30

またまた絵の紹介です☆

 もうだいぶ寒くなってまいりましたが、皆様お元気でしょうか?

今回も3人の絵を紹介させていただきたいと思います。


まず最初は、当研究所にあって最も頑固にご自身のスタイルを貫き通す中村さん。

以前は薔薇の絵とかも描いてらしたこともありました。(遠い昔です。。)
しかしもう最近は同じ風景といっても三浦の大根畑以外は絶対に描かれないし、そもそも出かけない、という一徹さです。
それは見事ですらあります。

そもそも絵とは、表現というものは何でもやっていいか、と言うとそうではなく、選び取ること、あえて〝しないこと″がとても重要なのです。

例えば、油絵を筆で描くことをやめて、ペインティングナイフだけで描いてみましょう。
細かいところはなかなか表現出来ませんが、きっと油絵らしい、水彩ではとても表現出来なかった味わいが生まれることでしょう。
もちろん、ナイフのタッチを嫌う人もいるわけであって、そうしなければならいな、といったことではありません。

しかし、手枷足枷を自ら設定する中で、それはそれで苦しいけれども、何かちゃんとした表現が生まれてくる〝自由さ″があります。


結局、絵における自由とは、自らルールを決定する自由であって、ルールが厳格であればあるほど高度な表現にまで到達する可能性があるのです。

そうしたことを体現されている貴重な生徒さんが中村さんなのです。

中村さん風景

これは、いつものように晩秋の三浦大根畑の絵です。

特にいつも男性陣から絶大な賛美を送られています。

細かく描いているようで、どこか神経質にならずにとても落ち着いた、のんびり癒しのあるおおらかなタッチで描かれています。
こうして写真で改めて見ると、一筆一筆に作者の心がキチンと込められているのが分かりますね☆
色彩も明暗のコントラストによる空間感も破綻が無く、心が吸い込まれてゆくようであります。



 二番目に紹介させていただくのは、昨年入会したばかりの石舘さん。

それなりに人生経験を積まれた方ですが、まずはデッサンから真摯に取り組んで、当研究所の水彩画スタート編も終えて、今現在はお人形さんを中心に描いてらっしゃいますが、ここに掲載する作品は、水彩画基礎編における最後のテーマの絵です。

石舘さん水彩画

 ご自身でモチーフを選び、構成していただくことをメインとしたもので、石舘さんは、お友達からいただいたお茶碗と以前取り組んでらした謡曲の本などをセットされています。

全体に和風にまとめられていて、桜の樹皮を加工した茶さじとお茶の葉なども良い味を出していますね。
じっくり対象を観察して、素直にありのままを描いてらっしゃるところに好感が持てます。
謡曲集の和紙の風合いもとてもGOODですね☆

また来年の展覧会では新たな進化を見せて下さる予定なので私もとっても楽しみにしております!



 今日最後の生徒さんは石井さん。

今年5月より少し長い休養を取られてらっしゃいますが、石井さんの水彩画は多くのファンの方がいます♪
それだけ独特な温かさがあるのです。

石井さん水彩画

この作品はご近所にある美容院の一角を元にしたもの。
オシャレですねぇ。。

美容院自体のセンスも素敵ですが、あえて垂直線を避け、ナナメにしたところや右側に大きく空間を取ったところなど、大変秀逸です。

黒板の黒がシックで本当に心憎いばかりです。
お花もいいですが、葉っぱの描写の丁寧さが画面全体のクオリティーを上げていると思います!

早く復帰して下さいね~☆



ということで、11月のブログも何とかアップ出来て嬉しいです。^^

それでは皆さん、お元気で!

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プロフィール

キヌケン

Author:キヌケン
FC2ブログへようこそ!
横須賀は衣笠という町で絵の教室を主宰しております。
私自身は、東京藝術大学絵画科油画専攻(学部・大学院)に学びました。
個展、美術の祭典・東京展(上野)、および現代絵画シリウスというグループを結成して活動してます。

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