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2016-10-29

模写展

 先般、銀座スルガ台画廊にて、東京芸術大学の保存修復研究室の皆さんによる『模写展』なるものが開催されていました。
(10月10日より六日間。)

会場には10枚くらいの模写が並べられていました。

中世の祭壇画やブリューゲル、そしてアンドリュー・ワイエスなども取り上げられており、時代的にバラエティーに富んだものとなっていました。

IMG_1364 50

籾井基央さんという方の模写です。

ブリューゲルは三層以上重ねている個所がほとんどなく、薄塗りで“ゆるゆる”と描いているそうです。
それはアカデミックな描き方ではなく、きっと作家自身の一番適切な技法なのでしょう。
改めて、絵には決まった描き方なんて無いのだ、と学びました。

IMG_1350 50

これは、パネルからの手順が説明されています。
とても簡単なようです。
インプリマトゥーラもやっていません。
オーク板を膠で目止めしたあと、白を指で刷り込み、ヘラで二回白を塗る。(白は天然白亜)
サンドペーパーで磨く。
輪郭線による下描きをする。
そしてまた白を全面に塗る。(シルバーホワイト)
ここからもう直接描写に入る、、。

といった手順のようです。(おおまかに言えば・・。)

何か、板材に描く古典技法だと、紙や布を貼りこんで石膏なども何度も塗って、、と行程が面倒なイメージがありますが、あにはからんや、シンプルなテクニック☆

まあ一番大切なのはこの場合、板材の選び方かもしれませんね。

いずれにせよ、この描き方は即興的に描く力が無いと難しいようです。


あとは、もう一点、別の作家さんですが祭壇画をアップさせていただきます。

IMG_1359 50

このような絵を模写する、というのは時間もかかり大変ですが、世俗とは離れ、落ち着いた時間の過ごし方が出来ているわけであって、何だかとても羨ましいような気がします。

至福の時でしょう、きっと。
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プロフィール

キヌケン

Author:キヌケン
FC2ブログへようこそ!
横須賀は衣笠という町で絵の教室を主宰しております。
私自身は、東京藝術大学絵画科油画専攻(学部・大学院)に学びました。
個展、美術の祭典・東京展(上野)、および現代絵画シリウスというグループを結成して活動してます。

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