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2021-02-13

大阪高島屋での展覧会

 2月10日より、関西は難波にある大阪高島屋にて、『21世紀空間思考展』開催中であります。(23日=火曜日まで)

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 5名の彫刻家と2名の画家、という布陣での発表。

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ガラス張りのNEXT、という開放的なギャラリーとなっています。


私、田所は大小9点の絵画を出品しております。
おおよそ最近制作している【寺院シリーズ】からのもので、5点が中国・太原市にある玄中寺、という古刹を取材したものです。

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 正面の良い壁をいただけました。
奥の7枚が私の作品です。
清潔な立体作品群とのハーモニーを感じていただけたら嬉しいですね。

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 一点だけアップするとこんな感じです。
『鳳凰』です。 縦82cmの作品。 黄金背景アクリル画、となります。
石膏を盛り上げて、金箔貼って、革細工用の刻印を打っています。

他の作家さんのお名前は、

青木邦眞氏(テラコッタ)
伊藤正人氏(石彫と木彫)
鈴木典生氏(石彫)
本多正直氏(テラコッタ)
矢野真氏(木彫と金工など)
三阪雅彦氏(油彩)

となっています。
皆さん実力派ぞろいで、見応えがあります☆

お近くの方は、ぜひご覧になって下さいませ。

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大阪の繁華街はさすがにコロナの影響で客足が激減しているそうです。
なので、案外ソーシャルディスタンスで足を運べて鑑賞出来るかもしれません。




2021-02-03

ツクダ トモエ 型染展

 令和3年も2月に突入しましたね。
でも、あいかわらずの非常事態宣言であります・・・。
なかなか外出できないもどかしさがありますが、今現在開催中の個展を紹介させて下さい。


 当研究所出身者のツクダトモエさんが、六本木のカフェ・ギャラリーで型染めの展示を開催中です。
私も行って参りましたが、とっても素敵な作品群でした☆

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会場 : GALLERY&CAFE CAMELISH (キャメリッシュ) ~六本木ヒルズのほぼ麓。

会期 : 2月15日まで 普段は21時までの営業ですが、コロナ時短で20時までとなっています。

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まだ日にちがありますので、是非ともツクダさんの世界を堪能していただきたく思います☆

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↑は私の撮影。
展示作品は、だいたいこの倍あります!
ツクダさん、頑張りましたね♫
驚きました!!
正面のラクダはこのお店の壁画にて、ツクダさんのではありません。
猫ちゃんを中心に、様々な動物が表現されてます。
女性らしい優しさに溢れています。


ちなみに店内がカフェなため、何らかのオーダーをする必要があります。(コーヒー一杯でもOKです。)
ちなみに私はバターチキンセットを注文致しました。
とても美味しかったです!



2021-01-27

日本画講座

 2月14日から全4回で日本画講座を開催します。

今回のモチーフは【日本の古い玩具】です☆

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これは、東京駅の構内にあるディスプレーを撮影したものです。
たくさん写して来たので、基本これを参考に構成したいと思います。
もしご自分で持っている、絵になりそうな玩具があれば、どうぞ持っていらして下さい。

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一部ですが、可愛らしくも楽しい玩具ですね☆ 

背景や空間処理については講師が丁寧にアドバイスしてくれます。

~塩崎淳子先生(東京藝術大学日本画大学院修了)にお願いしております。

要項

●期日 : 2月14日(日)10:00-13:00
      2月28日(日)10:00-13:00
      3月14日(日)10:00-13:00
      3月28日(日)10:00-13:00
           全4回。
●講習料 : 外部生=8千円(材料費別)

●材料 : 日本画専用の絵の具は、教室にあるものは無料で使っていただけ
      ます。 膠と紙は材料費をいただきます。

気軽に日本画体験出来る貴重な機会となります。
どうぞご参加下さいませ。

コロナ対応もキチンと心がけております☆




2020-12-29

静物デッサン・デモンストレーション

 12月28日(月)に美大受験生向けに田所が静物デッサンのプロセスを見せました。
それをここに掲載いたします。

まずモチーフです。

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デッサンの最も基本的形態は、球体・円柱・直方体です。 そこに細長い物が絡みます。
● りんご→球体
● ポカリスウェット→円柱
● ティッシュ箱→直方体
です。
モチーフセットは、それぞれの形態が分かりやすいアングルを選んでセットしましょう。

次に最初の作業です。(今回はB3サイズの画用紙に描いています。)

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ここで重要なのは、構図です。
私は【なわばり→あたり→かたちどり】と教えています。
初学者は形から取りに行こうとしますが、そうすると構図が悪くなって、結局描き直し、なんてことになってしまいます。
構図=なわばりで大事なのは、まずもって天地左右です。
私は、
天限
地限
左限
右限
と言っております。
紙の四辺との距離をわりとギリギリに取って、モチーフが小さく見えることを防ぎます。
ただ、この構図の取り方は主にデザイン科向けの考え方です。
さらにポイントは、四辺に対して、一点のみを接近させるやり方です。
二点同じ距離に来てしまうと画面が止まって見えてしまいます。
おおらかな動きが無くなってしまうので注意しましょう。

次のプロセスです。

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わりとしっかり形のアタリを取ります。
POCARI  SWEAT のロゴは白抜きなので、早めにアタリを付けておいた方が良いでしょう。
りんごは上から見ると五角形をしています。
5つの結節点を意識して形を取って行きます。

次は立体感を表す補助的な調子を付けて行きます。

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球体(りんご)は、調子の3要素。
円柱は、調子の5段階。
直方体は、3つの明度
 
に分けて、まずは形態感のベースを作って行きます。
この【ベース】という考え方が非常に重要です。
ここまで4Bだけで描いています。

次は床(台)を描きます。
台はわりとツルッとしているので、HBを使用します。

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これで基本的なベースの仕事は完了です。
形態感と空間感が、これでおおよそ出ています。
何度も後ろに下がって見たりして、構図・形を確認して進めます。

次は描き込みです。

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4B、2B、HB などを使って、物の特徴を拾って行きます。
大学側が要求することで最も大切なものは【構造】です。
表面描写は嫌われるでしょう。
既にこの段階で、たくさんのポイントをクリアしています。
ここまででだいたい2時間です。
あとは描き込みに移りますが、その前に布やガーゼや擦筆(あるいは綿棒)などで影(陰)の部分を擦ります。

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全体にヌルっとした感じになります。
人によっては初期的段階からこするケースもあります。
私が何故この段階でこするのか?
それはひとえに、こする、という行為は画用紙の溝に調子(鉛筆の粒子)を落とし込む作業なので、いったん擦ったら、修正がなかなか効かなくなります。 
なので、構図・形にある程度確信を持ってから擦るのです。
それと全体のプロセスを明確・明快にする意味もおおいにあります。(こする前とこすった後、という意味です。)

そしてさらに描き込み作業に没頭します。(5Bも投入します。鮮やかな調子がひときわ輝いて見える瞬間を味わえます。)

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こすった部分の上から調子を乗せる場合に、ハッチングが武器になります。
ハッチングが調子=色を空間的に定位してくれます。
このあたりは経験していかないと分からない感覚です。
箱の質感は、手前部分に見える紙の厚さと、角の光沢で表します。
透明な物(ペットボトルやガラス瓶)のポイントは、透明感と抵抗感と形態感、この3つです。
透けている感じ、触れることの出来る感じ、円柱 ということです。
それと、ペットボトルに特化して言うと、けっこう厚みがないので、向こう側に見えるものがあまり歪みません。
それを利用します。(ガラスとの描き分けがそれで可能になります。)
りんごは脇役になる場合が多いですが、そのパートを華やかにしてくれます。
食べても美味しいですが、描いても美味しいモチーフ筆頭格です。

最終的な段階では、遠目に見てインパクトがあるかどうかを見極めます。
デッサンは再現ではあっても、やはり【作品】です。パット見の綺麗さや迫力、第一印象などは点数に大きく影響します。
もし試験会場で歩き回っても良いのなら、他人のデッサンを見て、自分のデッサンと比較したいところです。
他人の絵を見て、将棋じゃないですけど、外野は欠点がよく見えてしまうもの。
比較しながら自分の【作品】をブラッシュアップして提出しましょう☆

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細かい所をけっこう加筆修正して、ペットボトルが主役に見えるようガシガシ描いています。
りんごの形も少し変えました。
箱の奥の見え方も直しました。
そして何よりリンゴからペットボトルの向こう側に抜ける空間を演出しました。
台の調子も増やして、一体感と安定感を目指しました。

以上で3時間半。
いちいち説明をしながら描いたので、実質3時間です。

当教室の特徴の一つは、このように説明を懇切丁寧にしながらのデモンストレーションです。
これで学生たちは一気に上達します。
言葉ではなかなか伝わらないサムシングが、このデモンストレーションによって伝達されます。

美大受験の基礎はやはりデッサンです。

あわよくばゲームのごとく楽しめると良いでしょう。
ポイントを把握して、それらを一つ一つクリアして行きながら、最終的に美しいビジュアルに仕上げる作業は、けっこう楽しいものです。 (最初はつらい面もありますが、枚数ですね。 まずは30枚を目安にしています。 そこで受験生の本当の意味での仲間入りが出来ます。)

受験生の皆さん、頑張りましょう!!!

2020-12-26

人物デッサンの基礎

 12月の人物写生会は終わりましたが、ここではデッサンに取り組む際の注意点を書いてみたいと思います。

まずデッサンには【ベース】というものがあります。
これは静物デッサンでも人物デッサンでも、あるいは風景デッサンでも同じです。
多少の違いはあるにせよ、同じ、と思って描いた方が迷わなくて済みます。

①静物デッサン(単体)におけるベースと仕上がり

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ベースで何を描いているか分かるでしょうか?

薄目で見て、大雑把に調子を乗せている・・・・・。
それでも半分正解です。

しかし本質は【構造】を描いています。(このかぼちゃの場合は、球体としての形態感と、台との関係=空間感を描いています。)

【構造】なんて難しい言葉ですね。
言い換えれば【成り立ち】です。

では何の成り立ちか?

一に【形態の成り立ち】と
二に【空間の成り立ち】です。

美大受験などにおいても、特にデザイン科などでは口うるさく言われると思いますが、デッサンには【3つの感】があります。

すなわち
①形態感
②空間感
③材質感
です。

このうち、①と②をベースで達成するのです。

それから後半戦は③の材質感、つまり"表情"を追求して行きます。
表情から先に描くと失敗してしまうことが多いでしょう。
まずもって構図からして適正なものにならないからです。

では、人物における【ベース】の例を示してみましょう。
今回参加者に混じって2ポーズくらいで描いてみました。(F8サイズです。)

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実際は2ポーズ描き終わったあと、後ろに下がってみて、左肩から腕にかけてが小さかったので、修正しています。
基本的に顔、首、肩、旨、腕、、などそれぞれの形態感と、つながりの自然さ、そして佇まいとしての空間感を表現しようとしています。
初学者が陥りやすいのは最初から決定的な線を引いてしまうこと。
輪郭線は徐々に決定して行きましょう。

ここでまた大事なことがあります。

それは【3つの線】です。

デッサンには3つの線があるのです。

たいてい絵画教室ではこれを最初に教えます。
(これを教えない教室、あるいは予備校はモグリと言えます。笑)

①中軸線
②稜線
③輪郭線

の3つです。

大事な順から① ② ③ です。

初学者は一生懸命、輪郭線の正確さを求めようとします。
石膏なら、それもアリかもしれません。
何故なら石膏は動かないからです。
しかし人物は固定ポーズでも動きます。
だんだん疲れてきて姿勢も悪くなって来ます。
服のシワも一々変化します。
なので、輪郭線の正確さは、あまり意味がありません。
それより大切なのは、一に二にも【中軸線】です。

中軸線、すなわち軸が大事です。
それは心眼で捉えるしかありません。
もちろん人物の場合、骨格が芯に相当する場合が多いですが、必ずしも骨が中軸と重ならない部位もあったりします。
さらに石膏の場合、人間を形どったものなので、中心軸は大いに感じられますが、石膏を割って、その中から芯=軸が物体として現れることはありません。 なにせ空洞なことが多いからです。

いずれにせよ、人物には中軸線が大事なので、それを心眼によって捉えるよう意識しましょう。
もっと言うと、静物でも同じです。
球体でも円柱でも立方体でも、全て基本に軸を意識すると良いでしょう。

ということで、上の人物ベースはこれ以上描かなかったので、昔私が描いた人物デッサンを数枚アップしておきます。

芯を意識して描いたつもりです。

20201214_222133 白Yシャツ女性50% B3サイズ

20201214_222150のコピー50% B3サイズ

20201214_222203 Tシャツ女性50% B3サイズ


12月28日(月)14:00から17:00まで。
教室で静物デッサンのデモンストレーションを行います。
田所が説明しながら描きます。
特に【ベース】を中心に説明します。
受験生は参考になるでしょう。
外部生は有料(2000円)となりますが、希望者はどうぞいらして下さい。
プロフィール

キヌケン

Author:キヌケン
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横須賀は衣笠という町で絵の教室を主宰しております。
私自身は、東京藝術大学絵画科油画専攻(学部・大学院)に学びました。
個展、美術の祭典・東京展(上野)、および現代絵画シリウスというグループを結成して活動してます。

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